子どもが小さいと、どうしても自分の時間や体調管理は後回しになってしまいがちですよね。私も子育て中に「なんだか疲れやすい」「気分の波が激しい」と感じることがありました。そんなときに役立ったのが、アーユルヴェーダの「ドーシャ」を知ることでした。自分の体質を理解すると、ヨガや食事など日々のケアがぐっとやりやすくなります。今日は、自分のドーシャを知る方法と特徴についてご紹介します。
ドーシャとは?
アーユルヴェーダでは、私たちの体や心の状態を「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つのエネルギーで説明します。この3つは誰にでも存在しますが、人によってどれが強く表れているかが違います。つまり、自分の「ドーシャのバランス」を知ることで、体調や気分の傾向が分かるのです。
自分のドーシャを知る方法
一番簡単なのは、自己チェックシートやオンライン診断を使う方法です。質問に答えると「ヴァータが多め」「ピッタが強い」といった結果が出ます。アーユルヴェーダ専門書やクリニックでは詳細な診断も受けられますが、まずは気軽にセルフチェックから始めてみましょう。
また、日々の自分の傾向を振り返ることでも体質のヒントが得られます。例えば、冷えやすい、乾燥肌、考えすぎて眠れないならヴァータ傾向。イライラしやすい、暑がり、消化が強いならピッタ傾向。のんびり屋で太りやすい、湿気や梅雨時に不調を感じやすいならカパ傾向かもしれません。
それぞれの特徴
- ヴァータ(風のエネルギー)
軽やかで創造的。体型はスリムで、冷えや乾燥に弱い。気持ちが不安定になりやすい。 - ピッタ(火のエネルギー)
エネルギッシュでリーダータイプ。体は中肉中背で筋肉質。乱れると怒りっぽさや胃腸の不調が出やすい。 - カパ(水と土のエネルギー)
落ち着きがあり忍耐強い。体はしっかりしていて体力がある。乱れるとむくみや倦怠感が出やすい。
日常に取り入れる工夫
子育て中でも簡単にできるのは、体質に合ったセルフケアを少しずつ習慣にすることです。
- ヴァータ傾向なら、温かい飲み物やリズムあるヨガで安心感を。
- ピッタ傾向なら、クールダウンのポーズや深呼吸で気持ちを静める。
- カパ傾向なら、少し汗をかける運動やスパイスの効いた食事で代謝を高める。
まとめ
自分のドーシャを知ることは「私はこういう傾向があるんだ」と理解する第一歩。子育てや家事で忙しい毎日の中でも、ちょっとした工夫で心と体は驚くほど変わります。ヨガやピラティスの時間を、自分のドーシャに合わせた「私のリセットタイム」として楽しんでみてくださいね。